本スクリプトの適用環境#
システムサポート:CentOS 6+、Debian 7+、Ubuntu 12+
仮想テクノロジー:OpenVZ 以外のもの、例えば KVM、Xen、VMware など
メモリ要件:≥128M
このスクリプトについて#
- このスクリプトはほとんどの VPS でテスト済みです。
- スクリプトが VPS の仮想化方式を OpenVZ と検出した場合、エラーメッセージが表示され、自動的にインストールが終了します。
- スクリプトを実行して再起動後、起動できない場合は、VPS のバックエンドコントロールパネルの VNC を開き、起動が grub ブートで止まった場合は、手動でカーネルを選択してください。
- 最新バージョンのシステムカーネルを使用しているため、本番環境でのインストールは避けることをお勧めします。予測できない結果が生じる可能性があります。
使用方法#
root ユーザーでログインし、以下のコマンドを実行します:
wget --no-check-certificate https://github.com/teddysun/across/raw/master/bbr.sh
chmod +x bbr.sh
./bbr.sh
インストールが完了すると、スクリプトは VPS の再起動が必要であることを示すメッセージを表示します。y を入力して Enter キーを押すと、VPS が再起動します。
再起動が完了したら、VPS に入り、最新のカーネルが正常にインストールされ、TCP BBR が有効になっているかを確認するために、以下のコマンドを入力します:
uname -r
カーネルバージョンを確認し、4.12
が含まれていれば OK です。
カーネルのアップグレード方法#
CentOS システムの場合、以下のコマンドを実行してカーネルをアップグレードできます:
yum --enablerepo=elrepo-kernel -y install kernel-ml kernel-ml-devel
CentOS 6#
sed -i 's/^default=.*/default=0/g' /boot/grub/grub.conf
CentOS 7#
grub2-set-default 0
Debian/Ubuntu システムの場合、最新のカーネルを手動でダウンロードしてインストールする必要があります。
64 ビットシステムの場合、generic という名前の deb パッケージを含む amd64 の linux-image をダウンロードします。
32 ビットシステムの場合、generic という名前の deb パッケージを含む i386 の linux-image をダウンロードします。
インストールコマンドは次のとおりです(最新の 64 ビット 4.12.4 を例に挙げていますので、ダウンロードした deb パッケージに置き換えてください):
dpkg -i linux-image-4.12.4-041204-generic_4.12.4-041204.201707271932_amd64.deb
/usr/sbin/update-grub
最後に、VPS を再起動してください。